2012年2月2日木曜日

夕焼けグラウンド

午後4時、眠気を感じたので、部屋の空気を入れ替えるために窓を開けました。
昼間もカーテンを閉め切り、蛍光灯の明かりで絵を描いています。
カラスが2羽、南から北へと飛んでいくのが見えました。


僕の通っていた高校の隣りには大きな神社があります。
そこでは長い尾を持つ鶏を放し飼いにしており、僕は毎朝それを見るのを楽しみにしていました。

日曜日の夕方、グラウンドには神社から無数のカラスがやってきます。
赤い土、黒い鳥。
当時、暇を持て余していた僕はしばらくその様子を眺めていました。

最近、絵を描き始めたきっかけを尋ねられることが続き、自分なりに美大受験を決めた高校時代のことを思い出しています。

僕は子どもの頃からぼんやりとしたところがあり、あまり多くのことを覚えていません。
赤く染まったグラウンドにカラスのいる風景に意味はあるのでしょうか。