2010年2月28日日曜日

終わって始まる

個展が終了しました。お忙しい中お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました!
いろいろな方に観ていただき、またご意見をいただき勉強になりました。
今はまだ頭の中が整理できていないですが、整理できていない分いろいろ思い浮かびそうなので、作品のエスキースをたてるのには適しているんじゃないかと思います。
ぼんやりとですが次の展開が浮かんでいるので早く形にしたいです。
今から楽しみです。

2010年2月23日火曜日

雪だるまをつくる

個展が始まりました。今週は大事な用事が重なり、いろいろな場所を行ったり来たりすることになりそうです。

行ったり来たりしていると、それまで目に入らなかったものに気づくことがあり、何か楽しいですね。
今日も銀座で昼食をとろうとうろうろしていたら、何やら30センチ角の窓が大量にある細いビルを見つけました。

僕は大体のものを想像し描くのですが、その芯の部分は現実に出会ったものであることがほとんどです。
作品は、記憶のなかで情報を転がし、雪だるまのように形づくります。

長いこと転がしていると、イメージがどんどん大きくなります。
次にそのビルと出会ったときには、自分の思っていたものとだいぶ違う。ということもあるかも知れません。



お忙しい中来ていただいたのに、お会いすることができなかった方々には失礼いたしました。
またの機会に是非お話しできたらと思います。

2010年2月21日日曜日

個展

個展の搬入、展示が終了しました!
作家の先輩二人と大学の後輩に手伝っていただき、本当にありがたかったです。だからというわけではありませんが、人とのつながりはとても大事だと感じた一日でした。

「風景画」を描きました。是非ご高覧ください!

第44回 レスポワール展  大川心平個展
2010年2月22日(月) - 2月27日(土)
時間11:00:-19:00
※最終日は17:30まで
銀座スルガ台画廊
〒104-0061 東京都中央区銀座6-5-8 トップビル2F

2010年2月20日土曜日

お知らせ

現在グループ展に出展させていただいている、Gallery GODOさんへのリンクがなおりました。ホームページのinfomationからはいれますのでよろしくお願い致します。

2010年2月18日木曜日

イチゴ大福


二月も半ばになると、近所の和菓子屋さんに「イチゴ大福あります」という張り紙がされます。
こしあんの大福にイチゴを入れた、春らしい一品です。(たいていピンク色をしている。)
以前はイチゴ大福を食べたいというのが、どことなくはずかしく、見てみぬふりをしていたのですが、一昨年初めて食べて以来、和菓子屋の前を張り紙がされるまでうろつく始末です。

そんなわけで、今もパソコンの前でイチゴ大福とコーヒーを食しております。
個展の搬入が近いため、今夜は長くなりそうです。

また先日お伝えしたGallery godoさんのHPのリンクは、手違いが起きたため、すみませんがまた後日作業します。

2010年2月16日火曜日

Blossoms in Roppongi

2月17日から、韓国のソウルにあるGALLERY GODOでのグループ展に出品させていただきます。
ソウルには6年前に一度行ったことがあります。その時も2月で、道には雪が残り、池は氷っていました。街には電線がなく、空が広々としていました。
今回は22日から銀座で個展があるため、会場には行けなさそうです。時間が見つかれば行きたいのですが…

infomationからGALLERY GODOさんのホームページにリンクをはらせていただきました。出品作(新作です!)を数点見る事ができますので、是非ご覧ください。

2010年2月15日月曜日

記念撮影


以前はなんでもなかったものが、急に輝いて見える事があります。
最近僕はこの石をよく描きます。どこで拾って来たかも覚えていません。

いい機会だったので、ベロアの布に乗せ記念撮影をしました。

反対に輝きを失う事も、しばしばありますので。

2010年2月10日水曜日

暗闇を歩く

僕の部屋の照明には、リモコンがありません。入り口にあるスイッチで操作をします。そのため、寝る時にはそのスイッチからベッドまでの距離を、暗闇の中歩かなくてはなりません。
そんなに広い部屋ではないのですが、何も見えない中、記憶と勘を頼りに進むのは、毎回勇気が必要です。
外灯や月明かりでうっすら見えてくる断片的な情景は記憶や勘への信頼感を乱し、それがあたかも現実だといわんばかりに主張します。
この毎日の習慣で学んだ事は、そういう時には目を閉じるという事です。視覚的な距離感覚と記憶の中での距離感覚とは違い、暗闇で身体のバランスを保つのにはむしろ目を閉じている方が適しているのです。
勘を頼りにたどり着けた時には平穏な気持ちで寝れますし、仮に何かを踏んだりぶつかったりしても、部屋に関しての新しいデータを得る事ができます。
暗闇の中、より鮮明なビジョンを思い浮かべられるようになりたいものです。

2010年2月8日月曜日

ポリプテルス・デルヘッジ



二年程前から部屋で飼っています。シーラカンスと同じように古代から姿を変えてないそうです。ヒレを手のように扱い体を支えるさまは、これから陸に上がり恐竜になるのだなぁと思わせ、頼もしい感じがします。
現在、体長が20センチ強なので、もう少しは大きくなるかもしれません。

魚はまばたきをしませんが、あくびはします。水中であくびをするのを想像すると、なんだか息苦しくなりますね。

2010年2月5日金曜日

新東京タワー

いつも利用している電車から建設中の新東京タワーが遠くに見えます。
はじめはただのマンションかと思い、気にも留めていなかったのですが、日に日に大きくなり、最近それが新東京タワーだという事が発覚しました。
ほぼ毎日成長具合をチェックしているのですが、気になりだすと逆に大きくならず、もどかしく思います。
現在半分程できているようですが、更に上の方には円盤的なものがくっつくと聞いています。また、ねじれの構造で方向によっては傾いて見えるそうです。
話を聞くと何か崩壊の予兆を孕んでいるように思え、バベルの塔と重なりますが、建築の世界ではねじれの構造がかえってしなやかで、強固なものなのかもしれません。
何はともあれ事故無く完成することを願うばかりです。

2010年2月2日火曜日

結晶

昨夜は僕の住む街に、今年初めて雪が積もりました。
雪が降ると、小学生の時に家で試した食塩の結晶作りのことを思い出します。飽和食塩水の中に糸を垂らすだけの簡単なものです。連なるサイコロ型の結晶を見て以来、食卓塩は仮の姿なのだと思うようになりました。
雪の結晶は塩の結晶より儚げに見えます。そんな雪が夜中にせっせと街を白く覆ったと思うと、むげに踏みつけるのも気が引けますね。