2011年3月28日月曜日

お知らせ3

彩光舎美術研究所での個展が、無事終了しました。
記帳を見ると、懐かしい方々に多く来ていただいたようで、とてもうれしかったです。
ありがとうございました。いつかお会いできたらと思っています。

彩光舎では、高校2年生の冬に初めて来て以来、生徒として、また講師として10年間お世話になりました。
所長には研究所を出てからも、いろいろと気にかけていただき、個展を企画してくださったことを感謝しております。

計画停電が途中から予定される中でのパーティー。
そこで振る舞ってくださったちらし寿司の味。
薄暗い展覧会場。
記帳の文字からは、懐かしい顔が浮かび、声が聞こえます。

どうもありがとうございました。

2011年3月19日土曜日

お知らせ2

3月20日17時から彩光舎美術研究所で、個展の集まりを予定通りしていただけることになりました。
皆さん不安な日々を過ごしているかと思いますが、ご無理のないよう、お近くの方は是非いらしてください。
また、27日まで会場を開けてくださっているので、よろしくお願い致します。

2011年3月14日月曜日

お知らせ

3月15日から3月27日まで、彩光舎美術研究所で個展を予定していましたが、地震の影響で開催することができません。
搬入は地震の前にすませていたので、一応作品はギャラリー内に立てかけてもらう予定です。
状況を見て会期中に開催できたらいいと思っています。もしそのようになれば、ブログの方でご連絡いたします。
彩光舎で講師をしていた頃の生徒さんに案内状が届いているかもしれません。
皆さんご無事でしょうか。

これから先、どうなるかわかりませんが、次の展示にむけて作品をつくることが、未来につながると信じています。

日本のために懸命に働いている方々の勇気に感謝いたします。

大変微力ですが、節電などできることはしたいと思っております。

2011年3月10日木曜日

不可避の笑い

電車で本を読んでいると、不意におもしろい場面に遭遇して、笑い出しそうになりました。
突然笑い出し、人を驚かすのはよくないことです。

コートのポケットに左手を入れ、強く握ります。
口元はどうしても緩みますが、声を出すのだけは死守しなくてはなりません。
目を閉じ、ハンカチで口元を押さえます。

頬がふるえ、うっかり吹き出してしまっても、あせってはいけません。咳払いで対処します。

ようやく目的地につき、ホームに降り立つことができました。
駅のホームはなんと広いのでしょう。清々しい気持ちでいっぱいです。

気がつくと、笑いは去っていました。
ポケットから出した手のひらが、汗でひんやりします。

2011年3月6日日曜日

白黒猫

午後3時、黒い模様のある白猫が、道路を悠々と横切り、民家の中に消えいきました。
大きな猫です。このあたりには白黒の猫がたくさんいます。

ふと白い模様のある黒猫の存在が気になりだしました。
黒い身体に白い水玉模様があったら、可愛らしいですね。
見た記憶はないのですが、いてもおかしくない気がします。

家につくと、玄関に白黒の猫が座っていました。
先ほどの猫かはわかりませんが、少なくとも黒い模様のある白猫でした。

2011年3月4日金曜日

雲の上

ポストに手紙を出しにいきました。
星が出ています。
ここのところ天気の悪い日が続いていたので、星との再会をうれしく思いました。

鈍色の分厚い雲に、街が蓋をされていると、行き場のない気持ちになります。
雲の上にはいつでも今日のような空が広がっているはずなのに、ときにそれを信じられなくなるのです。

短い距離だったので、ポストまで全力で走りました。
気持ちのいい夜です。
胸が高鳴り、ふくらはぎが熱をはらみます。

この鼓動、この熱もいつかは消え、また走ることができるはずです。