2010年7月31日土曜日

浮かぶ身体

テレビ中継された花火大会の音と、窓外から聞こえる花火の音がリンクしたとき、自分の位置が部屋とモニター越しの会場とに分散し、身体が浮かび上がった感じになります。

2010年7月22日木曜日

コバルトブルー

梅雨もあけて本格的な夏ですね。
制作場所に冷房がないため、描いてるだけで汗ばみます。

作品と比べて部屋が狭いため、離れて作品を見れないなど不便も多く、昼間は外で描くことにしました。

はじめは日差しや風などが気になりましたが、今はまったく気になりません。

外光で絵具がとてもきれいに見えます。

僕のよく使うコバルトブルーが今日は誇らしげです。
たまには混色しないで使ってあげたいと思います。

2010年7月15日木曜日

現れた傘

帰宅途中の電車の中、傘を持っている自分にとても驚きました。
僕は傘を持って出かけていないし、何しろ今日はよく晴れています。

これまで傘をなくしたことはたくさんありますが、傘が現れたのは初めてです。

誰に返せばいいのでしょう。
梅雨時とはいえ、こんな晴れた日に傘を持ち歩くなんて、持ち主はきっと心配性な人ですね。

今日会った心配性な人に傘をなくしていないか、聞いてみようと思います。

2010年7月11日日曜日

蚊の話

蚊に刺されました。

ふらふらと頭上を旋回し、思った通りの軌道を描いて腕にとまったものですから、とてもきれいで見入ってしまったのです。

そして、もちろん叩きました。

僕の血なのか、つぶれた蚊の血なのかわからなかったのですが、思ったより赤が鮮やかで、頭が揺さぶられる思いでした。

2010年7月7日水曜日

遠くの音、近くの音

部屋の外からけたたましい雨音が聞こえてきました。
最近は夜になると雨が降ることが多いですね。

雨音の隙間に何か他の音が隠れていないかと思い、注意深く耳をすませています。

落ちてくる雨をくぐり抜けて、遠くの方へ意識をもっていったはずなのに、一番近くの、心臓が鼓動する音が聞こえてきました。

2010年7月6日火曜日

勇敢な選択

今日は韓国のフェアに出す作品を集荷にきてもらいました。
部屋から作品が減ると、仕事が徐々に片付いていくのがわかるので、すこしうれしいです。

絵を仕上げていくとき、いくつもの選択肢から一つを選ばなくてはならない場面がよくあります。

難しい選択のときには臆病になって、決断を先送りにしたくなりますが、その場で決めた方が結果はついてくるようです。

最近は8月にある個展に出品する作品を描いています。
手こずっている絵もありますが、勇敢な選択をしていきたいと思います。