2014年8月13日水曜日

孤独の空

地下鉄のホームに迷い込んだ、透明な羽を持つ蝉が、屋根と壁との境で、じっと息をひそめていました。

彼は誰に届くことはなくとも、高く勇ましく鳴くべきです。
なぜなら、広い空は孤独の中にしかないのですから。