2013年7月27日土曜日

花の命

朝日が薄暗い部屋に差し込み、テーブルを飾る一輪のバラを照らしました。
ピンクの花弁は、昨夜のそれよりもほころび、やがて枯れて落ちる運命を示唆しています。
寝ぼけた目がそれを捉えたとき、人の命も花と同じであるならば、一瞬の美しさを謳歌し、それをキャンバスに焼き付けたいと思いました。
僕は過去の画家がそのようにして残した作品を見て、自らも絵を描いているので、それを未来に繋げる役割を担っているのです。