2010年1月31日日曜日

アポロ

子供の頃、高速道路を走る車から月を見るのが好きでした。走っても走ってもついてくる月が、乗り物酔いのひどかった自分を見守っているかのように思えたからです。
大人に理由を教えてもらったのですが、それが本当の事なのかは、結局のところ小さな僕にはわかりませんでした。

最近では夜の絵を描く事が多いため、夜を見に夜によく出かけます。そばにあったはずなのに、いざ描くとなると空の上下の色の違いや一番暗いところがどうなっているのか、わからなくなるのです。自分にはやり残した宿題のようなものがたくさんあるのだと思います。

今日は月を見ながら、あそこへ行った人がいるのだなぁと何となく思い出しました。